ゴルフスコア100切りを実現するコースの攻め方のコツ

100切りのコツ

100切りを目標にしているゴルファーは多いのですが、100切りができている人は3~4割程度というデータもあります。スコアの100切りができない大きな理由の一つは18ホールの中で何回か大たたきをしてしまうからです。コースの攻め方を知っていると大たたきを少なくできます。そのコツを紹介しましょう。

目次

ティーショットでミスをしないための確認事項

ティーショットでミスをすると精神的なダメージを受け、大たたきの原因になります。スイングのことを考えるのは大切ですが、ミスを引き起こさないようなティーアップにも注意が必要です。

ティーイングエリアが傾斜していないか確認する

ティーイングエリアは必ずしも平らになっているとは限りません。全体が傾斜している場合もありますが、一部が傾斜していることも多いのです。

エリアの右側がつま先下がりになっているとか、ティーマークの線に近いところは軽い下りや上りになっていることがあります。どうしてもティーイングエリア内の前を選びたくなりますが、できるだけ平らなところを選択しましょう。場合によっては規定ギリギリの2クラブレングス後方を選ぶことも必要です。

足元の状況を確認

ティーアップしてアドレスをしたら、足元にデボットがあって違和感を持ったまま打つとミスが増えます。ティーアップする前にスタンスをとって確認しましょう。特にパー3のホールはアイアンのデボッドが多いので注意が必要です。

ティーイングエリアの左右を有効に使う

無意識に左右の中央にティーアップしてしまうゴルファーは多くいます。スライサーはエリアの右側を選んで、フェアウェイの左方向を狙うとスライスしても余裕ができます。逆にフッカーは左側を選んで、右方向を狙います。

さらに左右のティーマークがきちんと目標方向に向いているかどうかも確認しておきましょう。ホールによっては狙いたい方向と違う向きになっていることもあります。

ドッグレッグやスタイミーになっているホールは無理をしない

ドッグレッグはボールの位置から目標に対してコースが全体に左右に曲がっていることで、スタイミーとは目標との間に木などの邪魔な障害物がある状態をいいます。このような状態の場合は無理をしないことを最優先しなければなりません。

ドッグレッグ

ドッグレッグの曲がっている部分は木や林などがありますし、曲がっている部分にバンカーがある場合もあります。できるだけグリーンに近づけたいという気持ちから、どうしても曲がっている部分のギリギリを狙ってしまいます。すると木の枝に当たって真下に落ちたり、林の中に入ってしまうリスクが増えます。1打損をしても、確実に安全に打てる場所に出すことを優先させましょう。

スタイミー

フェアウェイの真ん中に木があって、その後ろ方向にボールがあるようなときは、木の高さに注意しましょう。木の上を狙うか、下を通すかを決定する基準にします。

ラウンドでは、アドレスする場所が平坦とは限らないので、いつも打っているボールの高さが出ない可能性が高くなります。さらに、ボールが上がったかどうかを確認したい、という気持ちが強くなるので、ヘッドアップによるダフリやトップが出やすくなります。少しでも不安を感じたら、木の下を転がす選択をした方が安全です。

アプローチは100切りをできない大きな原因

100切りを目指している人は、ほとんどのホールで50ヤード以内の短いアプローチが必要になります。ここでダフってショート、トップでオーバーはザラに発生します。これが積み重なると100切りは難しくなります。

アプローチはできるだけウェッジを使って攻めよう

アプローチは9番やピッチングを使って転がすと良い、という考え方がありますが、100切りを目指すゴルファーはウェッジを使いこなせるようにするべきです。転がるボールばかりで寄せていると、バンカー越えや砲台グリーンで転がせないときに、慣れていないウェッジを使うので大たたきをしてしまうリスクが高まります。

バンカー越えはインパクトで緩まないことが大切

バンカー越えは高い球とバンカーを越えるだけの飛距離が必要になります。そのためには少し強めに打たなければなりませんが、切り返しで「強すぎるかも」と無意識にスイングを緩めてしまい、距離が足りなかったり、ダフりやトップでバンカーに入れてしまうことが多いのです。

しっかりと振り抜くことだけを意識しましょう。

バンカーショットは出すことに集中

バンカーから一度で脱出できず、スコアを悪くしてしまうことも多くあります。その原因はクラブが砂に深く入ってしまってボールが全く飛ばなかったり、トップしてバンカーの土手に当たってしまうことがほとんどです。

ボールを打つのではなく、ボールの数センチ手前にサンドウェッジのソールを落とすという感覚で打つとボールは出やすくなります。飛距離は何もない所から打った時の2/3程度と考えて振り幅を調整しましょう。

グリーンの速さや固さは必ず確認する

ラウンド当日の朝、ゴルフ場のマスター室の前などにグリーンの速さ(スティンプ)が記載されているボードがあるので、必ず確認するようにしましょう。何も表示されていないゴルフ場もありますが、このときは練習グリーンで実感するしかありません。

速さを知っていないと、コースで速すぎるとか、遅すぎるなどで3パットを多発してしまいます。

プロのトーナメントでは速さは10~11フィートですが、アマチュアの場合、8フィート前半は遅い、8フィート後半から9フィート前半は普通、9フィート後半以上は速いという感覚になります。

まとめ

100切りはショットを安定させて、いつでもナイスショットができれば達成できるものではありません。自分のスイングが悪いと考えるのではなく、ミスにつながる要因をどれだけ減らせるかを考えるようにしましょう。

尚、100切りに大切なメンタルの持ち方について解説した記事もありますので、そちらも参考にしてください。

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